1999年5月7日、ここ高槻の街に「高槻ジャズストリート」が産声を上げました。初めての開催ということで、ボランティアスタッフ誰もが、おっかなびっくりでした。
しかし、Tシャツを作り、寄付やカンパを募り、ビラを配り、10会場すべて入場無料にするなど、その運営には現在のジャズストに通じるものが多くあります。約50組200名のミュージシャンが参加、そして予想をはるかに上回る、約3万人が来場しました。秋にもジャズとフリーマーケットのイベントを開催しました。
この回から開催日が、5月3日と4日に固定されました。
現代劇場での演奏も2日間に増え、参加ミュージシャンも300組を超えました。
また、飲食ブースが実行委員によって運営されるようになりました。
そして、第4回まで、主にその飲食ブースでゴミがあまりにも多くなったため、実行委員による清掃班を発足させました。
さらに、今ではすっかり名物となった、乗車無料のジャズスト周回バス「パラダイス号」での演奏も始まりました。秋にはJR駅前から城跡公園まで、パレードを行いました。
前回のジャズストバスが好評で、2台に増便しました。
また、清掃班をエコ班に改め、エコブースの設置によるゴミの分別収集も始めました。
規模が大きくなることで環境に配慮するようにもなったジャズストでしたが、なんと2日目が雨・・・。
野外会場の演奏やイベントが初めて中止になり、来場者も残念ながら前回ほど伸びずに終りました。
音楽を通じた交流をテーマに、北海道から「室蘭ジャズクルーズ」のメンバーを、韓国からもミュージシャンを招きました。
また、過去最大となる43会場での開催となりました。
ところが、結果は500万円以上の赤字・・・。
3月の時点で「大阪府まちづくり功労者賞」を受賞しましたが、次回に向けての反省点が浮き彫りとなった第8回でした。
秋のイベントでは、芸術家たちが自身の作品を展示、販売する「アートストリート」を始めましたが、午後からは雨が降り、途中で終ってしまいました・・・。
前回の赤字を受けて、ジャズストで本当に必要なものは何なのか、すべての項目について真剣に考え、話し合いました。
参加ミュージシャンやボランティアスタッフへのTシャツ無料配布をストップするなど、初心に帰った運営を心がけることで黒字に転化できました。
今回こうして記念すべき第10回を開催できるのも、この第9回でさまざまな方々の努力やご協力があったからこそです。
40会場は、第1回の4倍。
参加ミュージシャンの484組は10倍で、約3800人は20倍。
10万人以上の来場者・・・。
数字だけを見ても、ジャズストはものすごく大きなイベントになったと、しみじみ思います。
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担当:西村